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逍遙散と加味逍遙散の違い [漢方薬の話]

今日は、逍遙散加味逍遙散の違いについて見ていきたいと思います。

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「逍遙散」は、主に肝鬱血虚の証に使います。
肝鬱血虚証とは、ストレスなどが原因で肝の疏泄機能が失調して血虚となり、
寝つきが悪い、夢を見やすい、驚きやすい、怒りやすい、イライラしやすい
などの症状がある状態です。
「逍遙散」に、清熱薬の牡丹皮、山梔子を加えたのが「加味逍遙散」で、
こちらは主に肝鬱化火の証に使います。
肝鬱化火証は、微熱やのぼせ、ほてり、頭痛といった熱の症状が出て、
イライラして怒りっぽくなります。

したがって、「逍遙散」よりも「加味逍遙散」の方が熱症状が強く出ている時に使います。
分かりやすい違いで言えば、「逍遥散」は熱症状もありますが、ずっと熱い訳ではなく、
足が冷えたり時々寒がったりします。
また、「逍遥散」はストレスを受けると食欲がなくなりますが、
「加味逍遙散」は逆に食欲が増すことがあります。
どちらもストレスでイライラしますが、感情は「加味逍遙散」の方が激しいです。

以上のような違いがあるのですが、日本では保険適用が「加味逍遙散」だけのため、
「PMSや更年期障害などでイライラする症状=加味逍遙散」とされることが多いです。
しかし、本当は「逍遥散」の方が合う人も多いです。



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