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舌の表面がツルツル「光滑舌(鏡面舌)」 [四診]

今日は、 光滑舌 について見ていきたいと思います。

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光滑舌は、舌の表面に苔が全然なく、ツルツルしている状態の舌のことを言います。
まるで鏡のように光っている様から鏡面舌とも呼ばれます。

このような舌の時は、主に胃の陰(水分)が枯渇して、胃気が損傷していることを表しています。
胃気が損傷すると、消化吸収や栄養代謝が悪くなって、全身が衰弱してきます。

光滑舌で舌色が赤く乾燥している場合は、胃陰虚を表しており、
舌の色が淡く湿潤している場合は、気血がとても虚していることを表しています。

光滑舌は、重病な場合の時に見られることもありますので、早く診てもらって胃腸の状態を良くし、
胃陰を補う治療を始めることが大事です。



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「地図舌」について [四診]

今日は、舌の苔質のひとつである 地図舌 について見ていきたいと思います。

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「地図舌」は、苔が剥げていたり剥げていなかったりして地図のように見える舌をいいます。
苔が剝がれている舌の総称を「剝舌」といいますが、
このような時は気陰両虚が考えられます。

舌が赤くて部分的に苔がはがれている時は、陰虚が主体であり、
舌が淡い赤で部分的に苔がはがれている時は、気虚が主体であるといわれています。
前者の場合は、体内の水分を増し熱を冷ますこと、
後者の場合は、胃気を増して体内に栄養を取り込むようにすることが大切になってきます。

どちらの場合も熱性の食べ物や脂っこいもの、刺激が強い食べ物は良くありませんので、
控えた方がいいでしょう。



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舌に割れ目や裂け目がある「裂紋舌」 [四診]

今日は、「裂紋舌」について書いていきたいと思います。

「裂紋舌」は、舌面にあるひび割れのような裂け目や溝のある舌のことをいいます。
今日は、その裂紋舌の主な二つのタイプを見ていきたいと思います。

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1、舌の色が濃くて赤いタイプ

舌の色が濃くて赤い場合は、熱極傷陰といって熱邪が盛んになったため、
体の水分が消耗され、舌に裂紋が出ています。
このような人は、体の熱を冷ましながら、陰を増やしていくことが必要です。
辛いもの、脂っこいもの、揚げ物などはますます陰を傷つけてしまいますので避けて、
スイカや梨、ぶどう、梅、キュウリやトマトなどの旬の果物や野菜から水分を補い、
陰を増やしていきましょう。


2、舌の色が薄くて赤いタイプ

舌の色が薄くて赤い場合は、気血両虚といって気虚により栄養の吸収が弱まり、
血虚により血流も悪く、舌全体が潤すことが出来ず、裂紋が出ています。
このような人は、慢性的に胃腸が弱い傾向にあります。
生もの、冷たいもの、味の濃い食べ物は、胃腸の働きに影響するので、
薄味で温かい食べ物を食べ、胃腸を立て直していきましょう。
また、ダイエット、朝食抜き、偏食はますます気血が不足するので避けて、
間食はなつめ、レーズン、ナッツなどの自然の甘みを楽しみましょう。







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唇の色で体質チェック [四診]

舌を診る「舌診」は割と知られていますが、
中医学では「唇」を診ることも大事にしています。

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正常な唇の色は、ピンク色で適度な潤いがあります。
これは気血が充実していることを表しています。

一方、薄いピンク色は血虚、または気血両虚で、
唇の色が白に近くなるほど、貧血傾向で虚弱体質の人が多いです。

また、口紅を塗ったように赤い色をしている時は、体内に熱がこもっています。
唇だけでなく顔全体が赤い場合は「実熱」、
顔全体ではなく頬のあたりが赤い場合は「虚熱」の可能性が高いです。

唇が青い場合は、「陽虚」や「血瘀」の可能性が高いです。

紫の場合は、寒または熱の病気の可能性があります。
寒の場合は唇に潤いがあり、熱の場合は乾燥している事が多いです。
逆の診断をしないように注意深く観察し、舌診などを併用することが必要です。


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切診とは? [四診]

今日は、四診のなかの「切診」についてです。

「切診」は、脈診と按診の二つがあります。

どちらも、医師の手を使って身体に触れて診察します。
この行為は、薬剤師・登録販売者には認められていないので、
医師がいない漢方薬局ではこの「切診」での診察は行えません。


まず、「脈診」についてですが・・・

脈は、気血・臓腑と密接な関係があります。
ですので、気血や臓腑に異常があれば、脈も影響を受け変化が見られます。
例えば、熱が盛んな時は気血の運行が早くなり、脈も速くなって有力になります。
逆に、寒くて気が滞っていると、脈の運行も遅くなり無力になります。

「脈診」は、脈の拍数・勢い・リズム、脈管の硬さなどから診断します。
臨床経験の豊富な医師では、28種類の病脈を見分けることが出来ます。


次に、「按診」ですが・・・

皮膚、四肢、胸部、腹部などを触診し、
熱を持っているか冷たいか、潤っているか乾燥しているか、張り具合はどうか、
疼痛があるか、緊張はあるかなどの反応を調べ、そこから診断します。


・・・という訳で、4回にわたって「四診」を書いてきました。
西洋医学に慣れていたら、「関係ないところを、そこまで詳しく診察するの?」と、
違和感や驚きを感じる診察法かもしれません。
でも、身体を部品として見ず、一つの有機体として見る「整体観念」が基礎の中医学では、
この「四診」は自然で理にかなった診察方法なのです。


やさしい中医学入門

やさしい中医学入門

  • 作者: 関口 善太
  • 出版社/メーカー: 東洋学術出版社
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 単行本



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