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風邪で舌の苔が厚くなったら… [中医学]

先日、風邪を少しひいたときに舌を見ると、普段よりも苔が厚くなっていました。
今日は、その舌につく厚い苔について見ていきたいと思います。

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舌の苔は、正常な時でも見られます。
健康な人の苔は薄くて、苔を透してうっすらと舌の色が見えます。
しかし、その苔が厚くなりびっしりとへばりつくようになると、
病邪は表から裏(体表から体内へ)に移り、病状も悪化していくことが多いです。

風邪になって舌の苔が厚くなったときは、痰湿が絡んでいることが多いので、
消化のいいものを食べた方が良いです。
私も苔が厚くなるにしたがって、調子が悪くなっていきましたが、
消化のいいものをひたすら食べて胃腸を良くする漢方薬を飲んでいたら
段々と苔が薄くなっていき、治りました。

ただし、風邪の場合だけ厚い苔になるのは治りが早いですが、
長年にわたって厚い苔の舌の方は、病邪が深く治りにくくなっています。
その場合は、根本的な原因を探して、じっくりと治療に取り組むことが大事で、
中医学では、それを「本治」と言います。



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春は、血を補う食材を [医食同源]

桜が咲いた地域が増え、春らしい気候になってきました。

ポカポカと日差しが暖かい日があれば、冬のように肌寒い日もあり、
春は気温の上下が激しく、それによって自律神経が乱れやすいです。

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中医学で自律神経の安定をつかさどるのはで、
肝は春の五臓でもあります。
肝は、血を蓄え、血の量をコントロールする働きがあります。
しかし、上に書いたように、春は自律神経が乱れやすく、肝が弱り、
血が蓄えづらくなり、血虚になりやすいです。

それを少しでも改善するためには、血を補う食材を積極的に取ると良いです。
例えば、黒ゴマ、黒米、黒豆、きくらげなどの黒い食材と、
レバー、トマト、クコの実、人参、なつめなどの赤い食材です。
また、おやつはケーキやチョコなどといった甘すぎるものは避けて、
レーズン、ブルーベリー、プルーン、ざくろなどの自然の甘みから
取るとより良いでしょう。


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イライラ、怒りっぽい 、頭痛 、めまいなど [症状から分析]

今日は、症状から証を分析していきたいと思います。

【症状】

・イライラ、怒りっぽい
・頭痛
・めまい
・耳鳴り
・目の充血、かすみ
・顔面紅潮
・不眠、多夢
・動悸
・健忘
・足腰がだるい
・舌は紅く苔が少ない

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肝陽上亢

ストレスなどが原因で肝腎の陰液が不足して肝陽を抑制できなくなると、
相対的に肝陽が亢進し、陽気が上がります。
そのため、体内に熱(虚熱)が生じ、特に上半身に熱症状が見られます。

治療は、陰液を補い肝陽を鎮めます。漢方薬は、杞菊地黄丸、釣藤散などです。






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半夏厚朴湯について [漢方薬の話]

今日は、半夏厚朴湯について見ていきたいと思います。

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半夏厚朴湯の代表的な症状に、梅核気があります。

「梅核気」とは、のどに梅干しくらいの大きさの異物感があって、
吐こうとしても吐き出せず、飲みこもうとしても飲みこめないことを言います。
ストレスなどの原因により精神が抑鬱されると気が滞り、胃の機能も悪くなります。
そうすると、痰が生じて喉のあたりに固まって停滞してしまうのです。
特に、これからの時期は進学、就職などで環境が大きく変わってストレスを受けやすく、
この梅核気の症状が出やすいです。

半夏厚朴湯は、気や痰を下に引き下ろしたり、気の流れを改善することで、
梅核気に効果を発揮します。
また、芳香性が強く、胸が重苦しく鬱々とした気分を良くします。
痰が多い咳や逆流性食道炎にも良いです。

ただし、梅核気の症状があっても、口が渇いたり、のぼせたり、舌が赤く苔が少なく、
乾燥している状態の舌には半夏厚朴湯は合いません。
半夏厚朴湯は、水っぽくすべすべとした白い苔がついている舌か
べとべとした白い苔がついている状態の舌がポイントです。



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春はのびのびと [養生法]

中医学では、四季に従って精神を調節することを大切にしています。

人と自然界は繋がっていると考え、養生も季節ごとに変わり、
四季の気候に応じて、心と体を調節することを勧めています。

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まだ寒い日が続いていますが、立春を過ぎると段々と陽気が増え、
植物たちは芽生え始めてきます。
なので、人間も同じような過ごし方をすると良いです。

例えば、冬のときには着込んでいた服を、気温の上昇に従って少しずつ薄着になる。
寒くて閉じこもっていたけど、天気の良い日は外に出る。
お花を眺めたり、鳥の声を聴いたりして、お茶をするのもいいですね。

春は植物と同じように、気をのびのびとさせるのがポイントです。
せかせか歩かず(←肝が高ぶってしまいます)ゆったりと、
髪はきつく縛らず、ゆとりのある服を着るなどすると良いでしょう。



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